北京
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外交部の汪文斌報道官は29日に開かれた定例記者会見で、「バイデン政権は11月下旬に、中国の人権侵害の行為に対応するため、選手に影響を与えない形で、北京冬季五輪に政府関係者らを派遣しない『外交的ボイコット』を発表する可能性がある。一部の西側の国もボイコットを検討している」との報道について、記者からコメントを求められました。
これを受けて、汪報道官は「北京冬季五輪は世界の冬季五輪選手とウィンタースポーツ愛好者のための大会であり、政治ショーや政治問題の舞台ではない。大会の成功には、冬季五輪ファミリー共同の努力が必要であり、ごく一部の国の政府関係者が出席や欠席に左右されるものではない。また、オリンピック規則では、各国要人の出席は、それぞれの国の五輪委員会の招待によるものだ」と述べました。
汪報道官はさらに「米国など、一部の人々は冬季五輪を口実に、北京冬季五輪への政府関係者の派遣の判断を、いわゆる人権問題とリンクさせようとしている。これは、人権を旗印に北京冬季五輪を中傷し、スポーツを政治化することであり、『五輪憲章』の『スポーツの政治的中立』という原則、『共に団結する』という五輪の新しいモットーに明らかに反するものであり、国際社会の強い反対を受けるだろう」と指摘しました。(ZHL、鳴海)