北京
PM2.577
23/19
国連世界観光機関(UNWTO)は29日、新型コロナウイルスのパンデミックによる今年の世界の観光業の損失額は2兆ドルになるとみられると発表しました。一部の地域ではやや回復しているものの、全体的な回復のペースは「遅く、弱い」としています。
UNWTOによりますと、今年の世界の国際観光客数は2019年の水準を70-75%下回り、2020年と同水準になるとみられます。パンデミック発生前の2019年の世界の国際観光客数は延べ15億人でした。
地域別に見ると、アジア南部、カリブ海地域、欧州南部では観光業の回復が比較的顕著で、一部地域では今年第3四半期(7-9月)の観光客到着数がパンデミック発生前の水準に近づくか上回っています。ほかの多くの地域では観光業の回復の兆しはなく、外国人観光客数は2019年と比較して95%減っているということです。(殷、柳川)