北京
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西安交通大学第一附属病院は8日、同病院と四川大学生物医学材料工学技術研究センター、西安交通大学機械学部が共同開発した体外式膜型人工肺(ECMO)が国内の先頭を切って臨床試験段階に入ったと発表しました。
国産ECMOを使って患者を手当てする医療スタッフ
ECMOは重症の心肺機能不全患者に継続的な体外呼吸と循環を行い、応急処置の時間を稼ぐことができます。新型コロナウイルス感染症の感染拡大後、ECMOは次第に人々に知られるようになってきましたが、そのコア技術は長らく海外が独占しており、機器や消耗品も高価なものでした。
研究開発チームは新型コロナウイルス感染症の発生以前にECMO遠心ポンプ装置と消耗品一式のサンプルの試作をほぼ完了し、また、抗凝固剤のコーティングをテストするため、大型動物を対象とした実験を行っていました。
同チームが開発した初の国産ECMOの臨床での活用が成功したことで、ECMO製品の国内での販売価格が著しく引き下げられることが見込まれ、ECMO技術の末端病院への普及が促され、より多くの重篤患者に恩恵がもたらされると期待されています。(ZHL、坂下)