北京
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10月30日、王毅国務委員兼外交部長はローマで世界貿易機関(WTO)のイウェアラ事務局長と会見しました。
王外交部長はイウェアラ氏がWTO初のアフリカ出身の事務局長となったことを祝福し、「発展途上国の力が国際舞台で強まったことを示している。中国は事務局長の職務遂行を全力で支持する」と表明しました。
王外交部長はさらに、「今年は中国のWTO加盟20周年にあたる。多国間貿易体制の揺るぎない擁護者として、中国は各国と共にWTOの権威性と有効性を守り、世界の貿易・投資の自由化と円滑化を推進し、世界貿易の礎を固めていきたい」と表明しました。
イウェアラ事務局長は、「中国のWTO加盟の意義は重大であり、WTOは中国の影響力とけん引作用を非常に重視している。中国との意思疎通と協調を強化し、特に第12回WTO閣僚会議の開催について引き続き中国から支持を得たい考えだ」と表明しました。
また、「特別かつ異なる待遇」について王外交部長は、「中国は発展途上国の共通利益を断固として守る。それと同時に、中国は果たすべき国際的な責任を決して回避しない。全体的な関税水準の引き下げについても、『特別かつ異なる待遇』を受ける場合にも、中国はWTO加盟のための約束をはるかに超えた義務を負っている。われわれは引き続き自身の発展水準に応じた責任と義務を担い、共同発展の実現に向けて、より大きな貢献をしていく」と示しました。(帥、謙)