【チベット探訪】記者日記④〜ラサ市民の朝〜

2021-07-08 10:07  CRI

 ラサ市民の習慣として、毎朝、ミルクティー屋に通うそうだ。中国語では「甜茶」という。ラサ市セラ南通りにある創業35年の老舗「光明港琼甜茶館」を訪れた。

【チベット探訪】記者日記④〜ラサ市民の朝〜_fororder_4-1.JPG

 早朝の甜茶馆は常連客で満席だった。ラサ市民と直接話してみると、仕事前にここでみんなとミルクティーを片手に語ってから出勤するそうだ。ある男性のグループはチベットの伝統家具を作っている職人。また、あるグループはこの店の常連同士で、ここで知り合い、互いに照らし合わせることなく自然と集まる仲間だ。さらに親子で訪れている常連客もおり、娘はラサ市外の大学に進み、今は公務員試験に向けて準備中とのことだった。

【チベット探訪】記者日記④〜ラサ市民の朝〜_fororder_4-2.JPG

 年齢、業種問わず、様々な人たちが訪れる目的は一つ。朝の日課。「ここに来てミルクティーを飲まないと一日が始まったような気がしない」と、話を聞いたほとんどの人たちが口を揃えて語っていた。

【チベット探訪】記者日記④〜ラサ市民の朝〜_fororder_4-3.JPG

 経営者によると、35年前から変わらず、椅子と机は使い続け、ミルクティーの味は一切変わっていないそうだ。もし、少しでも味に変化が出た時には常連客たちが真っ先に気づく。ミルクティーはラサ市民の生活の一部であり、ラサ市民の心の味と言えるだろう。

 変わらないための努力を重ねた結果、毎日、飲み飽きることないミルクティーを片手に常連客は話に花を咲かせることができる。ここは一日の英気を養う憩いの場所なのだ。朝の甜茶文化は一つのチベット・ラサ文化として、これからも何十年に渡って現地のラサ市民の朝を始める場所となることだろう。(日本人記者:星)

【チベット探訪】記者日記④〜ラサ市民の朝〜_fororder_4-4.JPG

【チベット探訪】記者日記④〜ラサ市民の朝〜_fororder_4-5

 

 

ラジオ番組
10月29日放送分
00:00:00/00:00:00
  • ハイウェイ北京<月曜日>の担当者 劉叡琳_fororder_周一刘睿琳130
  • ハイウェイ北京<火曜日>の担当者 王小燕&斉鵬_fororder_周二小燕齐鹏130
  • ハイウェイ北京<水曜日>の担当者 謝東&劉非_fororder_周三谢东刘非130
  • ハイウェイ北京<金曜日>の担当者 劉叡&孟群_fororder_周四刘睿孟群130
  • ハイウェイ北京<金曜日>の担当者 任春生_fororder_周五任春生130
  • ハイウェイ北京<週末篇>_fororder_北京直通车周末篇
特集ダイジェスト
最新コラム
新華社_fororder_12日中友好協会_fororder_11人民網日本語版_fororder_10人民中国_fororder_9中国網日本語版_fororder_8東方網日本語版_fororder_7JAPAN online_fororder_5
UTYテレビ山梨_fororder_4中華網日本語版_fororder_3東方通信社_fororder_2中国百科検定_fororder_132959111934859451北京観光_fororder_1
佟同