今後のウイルストレーサビリティは世界的視野で=外交部

2021-06-16 19:33  CRI

 中国外交部の趙立堅報道官は16日の定例記者会見で、「国際社会は新型コロナウイルスが多くの場所・地域で発生している事実を尊重すべきだ。世界保健機関(WHO)が主導する次の段階のトレーサビリティ作業は、世界的な視野に基づき、特定の地域に限定するのではなく、多くの国・場所での研究を展開すべきだ」と強調しました。

 報道によると、米国立衛生研究所がこのほど発表した最新の研究成果は、昨年の最初の3カ月に全米で採取した2万4000人以上の米国民の血液サンプルを分析したところ、新型コロナウイルスは2019年12月に米国で出現し、1月19日に確認された症例より数週間早いと指摘しました。

 趙報道官は関連の質問に答えた際、「このことはウイルスのトレーサビリティが復雑な科学的問題であり、多くの国と地域にかかわることを改めて証明した。世界の科学者が協力して関連の仕事を行い、将来発生する可能性のあるリスクをよりよく予防し、各国の人々の生命と健康を守るべきだ」と指摘しました。趙報道官はまた、「新型コロナウイルス感染症の流行が起こった当初、多くの国家衛生専門家とメディアはすでに感染症が世界の多くの場所で発生しているという状況を次々と指摘していた」と述べました。(オウギ、吉田)

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