北京
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第17606号小惑星が2011年5月、国際組織の承認を得て「呉孟超」と命名されました。
呉氏は「中国肝臓胆のう外科の父」と呼ばれています。呉氏は1943年同済大学医学院に入学し、上海東方肝胆病院を2019年1月に退職するまで、75年間も医療に従事しました。
呉氏はよく、「ある日、手術台の上に倒れたら、人生で最大の幸せだ」と口にしていました。
呉氏は96歳の高齢になっても手術台の前に立ち、累計で1万6000回の手術を行い、2万人近くの患者を救いました。初めて肝臓外科の入門専門書を中国語に翻訳したのも呉氏でした。呉氏はまた、世界で初めて肝右葉の切除手術を成功させ、さらに、現在に至っても世界で最も大きな肝海綿状血管腫の切除にも成功しました。
呉氏は22日に他界しました。98歳でした。
呉氏はこの世を離れましたが、呉孟超の名を冠された小惑星は、夜空に輝き続けています。(殷、鈴木)