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　世界貿易機関（WTO）がこのほど発表した文書によりますと、米国はこのほど、ステンレスとアルミニウムの輸入製品に関する232条措置と、中国を対象とした301条調査に基づく徴税提案について、WTOの貿易係争解決制度の下に交渉を進める意向を示したということです。

　文書は「米側は、中国からの交渉申し入れに保留姿勢を示しているものの、これについて交渉を進める意向も示している。ステンレスとアルミニウム輸入製品を対象とする232条措置については、米側は、この関税政策は保障措置ではなく、国家の安全を損なう製品を対象にした措置だと主張している」としています。また、中国を対象にした301条調査に基づく徴税提案について、米側は、交渉を希望するものの、この関税はまだ提案段階にあり、正式に実施されたものではないため、係争解決制度が適用される基盤がないと主張しているとのことです。（朱　ム）