アジア太平洋経済協力会議（APEC）首脳会議が6日から11日にかけてベトナム中部にある都市ダナンで行われます。

　2017 APECビジネスリーダーサミットの議長を務めるブ・ティエン・ロクベトナム商工会会長はこのほど、「会期中に行われるAPECメンバー国の指導者と企業の対話は新たな改革、投資とイノベーションのブームを引き起こすだろう」と指摘したうえで、APEC枠組み内で中国とさらに経済貿易協力を深化させていきたいと期待を示しました。

　ブ会長はまた、「今年のAPEC会議は『新たなダイナミクスを産み出し、未来を切り開き、共有しよう』をテーマとしている。ベトナムは、APECのすべてのメンバー国と国際組織が手を携え、アジア太平洋地域の経済協力と一体化を拡大、深化させることにより、地域全体、延いては世界の経済成長を促していくことを希望する」と述べました。

　ブ会長はさらに、「APECの枠組み内で、中国との経済貿易協力をさらに深化させていきたい」と述べ、「より多くの中国企業がベトナムに投資し、再生可能エネルギーや交通インフラなどの分野で新しいプロジェクトや研究を立ち上げるとともに、ベトナム製品の対中輸出に、より多くのチャンスを創り出してほしい」と期待を示しました。（藍、む）