中国の呂健駐タイ大使は29日、バングラデシュとカンボジアの商務相と、バンコクの国連会議センターで、「アジア太平洋地域における貿易のペーパーレス化に関する枠組み協定」に調印しました。貿易関連書類の電子化を進めて、効率や透明性の向上を目指すものです。
この協定は昨年、国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)第72回総会で採択され、10月に加盟国を募集しています。規定により、5か国以上が調印すれば実行されるということです。
呂大使は、「今回の調印は、アジア太平洋における貿易の利便化に向けての大きな成果である。より簡便な貿易を進めて、オープンな経済成長を果たすという政治的な願いや決意を示したものである。また各国で窓口を一本化し、品質や商品検査を相互で実施する上で、共通の行動ルールとなるものである」と述べました。
中国は、2012年8月に通関業務のペーパーレス化を始め、2014年4月にすべての税関へと普及させています。(玉華、森)
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