商務省サービス貿易局のセン国義局長は12日、第8回中国国際サービス・アウトソーシング博覧会の記者会見で、「中国は2006年から2016年までの10年間、アウトソーシング産業が急速に拡大しており、年間成長率は54％に達している。国際競争力が大きく向上し、地域の波及効果も徐々に現れ、業界構造も健全化しつつある」と表明しました。

　2006年から2016年までの10年間、中国のアウトソーシング業界における取引額は13億8000万ドルから1064億6000万ドルに増え、年間成長率は54％に達したとのことです。セン局長は、「向こう10年間は、飛躍的な進展を遂げる『黄金成長期』となるだろう」と期待を寄せています。付加価値の向上やデジタル化の加速、異業種との共同発展体制の確立、先進国からの受け入れ能力の向上、「一帯一路」沿線各国への発注、「チャイナサービス」というブランドや国際競争力の拡大など、具体的な取り組み内容を打ち出しました。（Lin、森）