アメリカのオバマ大統領はこのほど、アメリカがシリアのテロ取り締まり行動の同盟国に武器と軍事設備を輸送する禁止令を解除しました。
ドイツのハンブルクで第23回欧州安全保障協力会議(CSCE)外相会議に出席しているラブロフ外相は、「武器輸送禁止令の解除がシリア情勢に影響することは今のところまだないが、長期的には大きなリスクがある。武器はシリアの反政府派を経由して、過激派組織『イスラム国』やアルカイダ系の『シリア征服戦線』に運ばれる可能性があるからだ」と説明しました。
ロシアのペスコフ大統領報道官は同日、「アメリカの決定によって、携帯型ミサイルがテロリストの手に渡る可能性がある。このことは国際条約に違反しており、地域と世界の安全、またロシア空軍にとっても脅威である」と述べました。(殷、星)
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