欧州連合（EU）は14日、市民抑圧の責任があるとみて、シリア中央銀行の総裁と政府高官17人を制裁リストに追加しました。

　EUは同日の報告で「リストに加えられた者を対象とする制裁には、EU領内への渡航禁止や資産の凍結などが含まれている」と説明しています。制裁の対象者はこれで234人になりました。

　EUは現在、シリアに対して、武器と石油の輸送禁止、一部分野への投資の禁止、シリア中央銀行によるEUへの投資資金の凍結などの制裁措置を実施しています。そのほか、市民の抑圧を助長する可能性がある設備や技術をシリアへ輸出することも、EUによって禁止されています。（殷、謙）