シリアのムアレム副首相兼外相は7日、シリアを訪問中の解暁岩シリア問題特使と会談しました。ムアレム外相はその際、国連安保理が5日に行ったシリア北部アレッポの情勢をめぐる決議案の採決において、中国がロシア、ベネズエラと共に反対の立場を取ったことに触れ、賞賛と感謝の意を伝えました。

　また、「各分野において中国との協力関係を発展させていきたい」と強調するとともに、シリアの人々の苦難を軽減させるために中国が払った努力に対し、感謝の意を表しました。

　解特使はダマスカスで行われた記者会見で「シリア問題において、中国が一貫して取ってきた公正な立場は各側に評価されている。現在、シリア問題の交渉は難航しているが、中国は、各側が対話に戻り、問題の政治的な解決がなされるよう努力している」と述べました。

　なお、解特使は現地時間7日、シリアの首都ダマスカスに到着し、訪問期間中にムアレム外相や国民和解担当のハイダル国務相などシリア政府の高官及びシリア反対派の代表らと会談を行います。（藍、謙）