中国インターネットオーディオ・ビジュアル大会が8日、四川省成都市で開幕しました。これはインターネットを利用した音楽と映像の分野における、中国最大のイベントです。

　4回目の開催となる今大会には、政府や放送局、インターネット企業、オーディオ・ビジュアル制作機構などからの代表2000人あまりが参加しています。2日間の会議期間中、メディアの融合や、ネット配信番組・映画、ライブ配信、バーチャルリアリティ（VR）、クラウドコンピューティング、ビッグデータなどに関する議題をめぐって討議されます。

　中国インターネット情報センター（CNNIC）の統計によりますと、今年6月末現在、中国ではネット配信動画のユーザー数が5億1400万人に達し、ネットユーザー全体に占める割合が70%以上に達しました。また、エンタメ関係のネットサービスにおいて、動画のユーザー数が文学や音楽、ゲームなどを抑え、首位となりました。

中央テレビ（CCTV）の聶辰席局長が開幕式で基調講演

　中央宣伝部の副部長でもある中央テレビ（CCTV）の聶辰席局長は開幕式で基調演説を行い、「インターネットを活用したオーディオ・ビジュアルは、コンテンツと方向性、イノベーション、安全性を重視した発展を目指し、健全でポジティブな環境を創るべきだ」と指摘しました。

中国国際放送局（CRI）の王庚年局長、田玉紅副局長が業務成果を紹介

　今大会ではフォーラムのほか、インターネットオーディオ・ビジュアルフェアも催されています。CCTV、中央人民放送局、中国国際放送局（CRI）、新華社通信など国営メディアのほか、大手ウェブサイトの運営会社や専門性の高い業界メディアなども参加しています。（ZHL、謙）

CIBNネットテレビの展示ブース

CIBNネットテレビの展示ブース2

CIBNネットテレビの展示ブース3