外務省の華春瑩報道官は1日、フィリピンの次期外相が南海問題に関し中国と二国間対話をしたいと表明したことについて歓迎の意を示し、「フィリピンの次期政府が中国側と向き合い、二国間対話の軌道に戻ることを希望する」と表しました。

　華報道官は「両国が国交を樹立して40数年間、両国の歴代指導者は面会または会談の形で、また、一連の政治文書の中で、南海問題の直接交渉を通じた平和的解決に合意している。これは、2002年に調印した『南海各方面行動宣言』の中で厳然と認められている。こうした合意に則るという前提があって、両国は長年、南海の争いを管理できた。フィリピンの次期政府が、関連の合意と約束を守り、二国間対話の軌道に戻って、食い違いを適切に処理し、両国関係の健全な発展に寄与するよう望む」と述べました。（MOU、謙）