駐日中国大使館は5日、中国緑化交流表彰会を開催し、「南京大虐殺の被害者を追悼する植樹訪中団」、「日中友好技術人材交流協会」、「緑の地球ネットワーク」など、日本の10の民間団体の代表者を表彰しました。大使館は、各団体の中国における積極的な植林活動や、中日の民間交流への貢献をたたえました。

　駐日中国大使館の程永華大使は挨拶で、中国で長きにわたって緑化植樹事業に身を投じてきた日本の友人らを称賛しました。程大使はまた、「長年の努力を経て、中国の緑化事業は大きく前進した。特に、中国の林業発展と砂漠化の管理・整備、そして生物多様性の保護などの重要な分野においては、多くの日本の友人たちが努力をしてくれた」と強調しました。

　「緑の地球ネットワーク」事務局の高見邦雄局長は「緑の使者」の1人であり、中国山西大同地区での植林活動を20年以上継続し、2011年には中国の環境保全に貢献した人物を表彰する「緑色中国年度焦点人物」の「国際貢献賞」を受賞しました。

　1992年の設立された「緑の地球ネットワーク」の会員数は現在、550人で、日本の会社員、公務員、主婦や学生などで構成されています。この団体は中国山西省大同市の黄土高原での緑化協力を続けており、2012年までにのべ3500人が植樹のために中国を訪れています。「緑の地球ネットワーク」は2001年に中国政府からの友好表彰を受賞し、2012年には日本外務大臣賞を授賞されました。（雲莎、謙）