日中友好協会派遣の日本大学生訪中団が2日中国入りし、翌3日から訪問を開始しました。この日夜は、中日友好協会の主催で歓迎会も行われました。
この大学生訪中団は、日本の各地の大学数十校からの約100人で、今年5月の1期と10月の2期に続き3期目になります。今月2日から8日までの日程で北京、杭州と上海を訪れ、名所旧跡などを見学するほか、中国の大学生との交流も予定されています。
中国人民対外友好協会の謝元副会長
歓迎会では、中国側を代表し、中国人民対外友好協会の謝元・副会長が「今回の訪中で、できるだけ多くのところを見学し、考え、本当の中国を感じ取り、そして見聞を家族や友だちと分かち合ってほしい。美しい思い出と実りのある旅になるよう願っている。皆さんが将来、中日両国をつなぐ懸け橋と友好交流の後継者になるよう期待している」と挨拶しました。
訪中団団長の宇都宮徳一郎・日中友好協会副会長
訪中団の団長を務める日中友好協会の宇都宮徳一郎・副会長は「日本と中国は一衣帯水の隣国で、両国の友好関係はアジアと世界の繁栄の規範となる。良き隣人としての理解が不可欠だ。今回の大学生訪中団が、若い世代の、日中「草の根の交流」の大きな一歩となると確信している」と述べました。
初めて中国に来た立命館大学4年生の小林菜々子さんは「中国はものすごく発展していて、日本と変わらないというか、日本より大きいし、街もきれいで、料理も美味しい。こういったことは恐らく日本では報道しきれていないと思うので、(日本に戻ったら)しっかり伝えていきたい」と話しました。
日本の学生によるパフォーマンスの様子
第二外国語の授業で中国語を勉強している早稲田大学1年生の濱田政紹さんは「自分の目で中国を見てみたいと思って、この団に応募した。日本の若い人は中国にあまり来たことがない人が多いが、実際に来てみることによって、見方や考え方が変わってくるので、今回の訪問はとても意義があることだと思う。まだ来たばかりだが、日本のメディアでは捉えられきれないところをすでに自分で見られたと思うので、家族や友人にいろいろ伝えていきたい」と話したほか、「将来は日中友好の一役になれるような仕事をしたい」と抱負も語りました。(文と写真:斉鵬)
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