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国連安保理は19日、シリア問題に関して緊急非公開会議を開き、ロシアが提出したシリア問題決議草案について検討しましたが、合意には到りませんでした。ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官は草案の否決について遺憾の意を表しました。
ペスコフ報道官は、「ロシアは地域と国家の安定の維持や、テロ取り締まり、領土保全に関し、終始一貫した、透明度のある、理解しやすい方針を掲げていく」と述べました。
ロシア連邦委員会国防安全委員会のフランツ・クリンツェビチ第一副書記は、「安保理が我々の草案に関して合意を形成できなかったことは、シリア危機の平和的解決に向けた交渉を困難にするものだ。米、英、仏のスタンスは、トルコの侵略行為を支持するものであり、シリア情勢を膠着化させるものだ」と述べました。
シリアのファイサル・メクダッド外務次官は20日、トルコに対し、シリアの北部領土に対する砲撃を停止し、陸上からシリアを侵攻するあらゆる計画を放棄するよう要求しました。また、同時に、ロシアが安保理に提出した草案が否決されたことについて遺憾の意を表しました。(白、む)
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