北京
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中国の習近平国家主席は28日夜、ロシアのプーチン大統領と電話会談を行い、互いに新年の挨拶をすると共に、両国民に祝福を伝えあいました。
習主席は「両国はコロナ対策の世界協力を積極的にリードし、『一帯一路』共同建設とユーラシア経済連合のマッチングを順調に推し進め、世界の反ファシズム戦争勝利並びに国連創立75周年を共に祝った。また、主要20か国・地域(G20)、上海協力機構、ブリックス(新興5カ国)など多くの多国間枠組みで重要な役割を果たし、国際正義と公平を守り、多国間主義を実践する上での中堅の力となっている」と振り返りました。「中露善隣友好協力条約」で確立された代々にわたる友好という理念や新しいタイプの国際関係の原則は、国際関係史上の革新であり、その強い生命力とモデルとしての影響は現在の国際情勢下においても表れ続けています。中露関係には強い内なる原動力と独立した価値があり、国際情勢の変化の影響を受けず、その他の要素の妨害も受けていません。これを踏まえ習主席は、中国がロシアと共に、中露新時代の全面的戦略協調パートナーシップをゆるぎなく発展させ、それぞれの国の振興を目指して、新しいタイプの国際関係と人類運命共同体の構築により大きな貢献を果たしていく考えを強調しました。
一方、プーチン大統領は「今年は新型コロナウイルス感染症の影響を受けたものの、露中関係は安定的に発展しており、双方はコロナ対策、経済・貿易、エネルギー、科学技術など各分野で協力を引き続き推進させている。また、来年は『露中善隣友好協力条約』調印20周年をともに祝う。これは露中関係史における重要な一里塚となる。ロシアは揺るぎなく、両国の全面的戦略協調パートナーシップのハイレベル発展を推進していく」と述べ、ロシアが中国と共に、互いの核心利益にかかわる問題で揺るぎなく支持しあい、国際問題での戦略的協調と協力を密にし、世界の戦略的安定の維持に貢献していきたい考えを示しました。
両首脳はまた、今後も様々な形で交流を続けていくことで合意しました。(Yan、CK)