北京
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12月10日は世界人権デーです。今年のテーマは「より良い回復-人権のために立ち上がろう」。バチェレ国連人権高等弁務官はジュネーブでの記者会見で、「より良い未来を築くには、政治的意思が重要な要素だ。一部の政治家による新型コロナウイルスのパンデミックの政治化は無責任だ」と指摘しました。
バチェレ氏は、「一部の国や政府は、ウイルスの拡散を阻止するのに、迅速かつ断固たる行動をとらなかった」とした上で、「驚くべきことに、今日でも、一部の政治指導者は、ウイルスによる影響を軽視し、マスクの着用や大規模な集会の回避といった単純な措置を低く評価している。もっとひどいのは、一部の政治家が依然として『集団免疫』について勝手に論じていることだ。このような形でパンデミックを政治化することは無責任であり、非難されるべきだ」と指摘しました。
さらに、「未来を築くために必要な要素は政治的意思だ。税制改革の実施などにより不平等問題を解決し、社会・経済全体の改善を後押ししなければならない。狭い民族主義は全体的な回復を損なうだけだ。パンデミックが示しているのは、誰もが安全になるまで誰も安全ではないということだ」と強調しました。(朱、柳川)