北京
PM2.577
23/19
王毅国務委員兼外交部長は3日、習近平国家主席の特別代表として、国連総会の新型コロナウイルス感染拡大対策を協議する特別会合に出席し、「グローバルな協力を再度動員、団結してコロナ禍との戦いで再出発」を題するビデオ演説を行いました。
その中で王氏は、「中国は国連総会が開催した新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に対応する特別会合を支持する。新たな流行の波が訪れたことで、世界的な感染症の予防・抑制活動は堅塁攻略の段階に入った。各方面が団結を強化し、共通認識を拡大し、手を携えて協力し合って再出発することを望む」と呼びかけました。
王氏はまた、「感染拡大を断固抑制し、ワクチンが持つ、世界的な公共製品という属性を守り、発展途上国でのアクセシビリティとアフォーダビリティを確保していくべきだ」と指摘すると共に、「団結と協力を強化し、公衆衛生安全ガバナンス体系の完全化を図り、世界保健機関(WHO)がカギとなるリーダーシップを発揮していくことを支持する。予防・抑制活動を行いながら経済社会の発展を同時に推し進め、世界的なマクロ経済政策の協調を強化し、世界的な産業チェーンとサプライチェーンの安定を維持せねばならない。発展途上国への支援を拡大し、感染症の予防・抑制における良好な国際 環境を作っていくべきだ」と指摘しました。
王氏はさらに「中国は最も全面的かつ厳格で、徹底した予防・抑制措置を取っており、疫病の予防・抑制と経済社会の発展に関する中長期の協調メカニズムを確立した。また、新中国史上最大規模の世界的な人道的行動を行い、『クラウド』を使った最大規模の予防・抑制に関する交流活動を展開してきた。中国は世界で予防・抑制用物資の最大供給国にもなっている。今、ワクチンのⅢ期臨床試験の推進を加速させており、開発が完了し、使用が始まれば、世界的な公共製品として発展途上国に積極的に提供し、人類の衛生健康共同体の構築に貢献していく。われわれは、人類運命共同体という理念を持ち、確固たる歩みで人類の歴史におけるこの厳しい時期を脱出しよう」と呼びかけました。(藍、浅野)