中国の駐米外交機関とスタッフへの中傷の即時停止を要求＝外交部

　外交部の汪文斌報道官は25日北京で、米国側に対し、米国駐在の中国外交機関とそのスタッフを中傷することを直ちに停止し、雲をつかむような話や紛糾をそそのかすような言動をやめるよう求めました。

　汪報道官は関連の質問に答えた際、「米国駐在の中国領事機関やそのスタッフへのポンペオ国務長官による非難は単純な悪意によるものだ。米国側は先ごろ一方的にヒューストン駐在中国総領事館を閉鎖した。中国側はこれに対して正当で必要な対策を取った。だが米国側は今回再び悪意に満ちた誹謗中傷をして、その理由のない行動に口実を作ろうとしている。心やましい人間はいつも何かに怯え、悪いことは隠すほど明るみになる」と述べました。

　さらに、「ニューヨーク駐在総領事館を含む米国駐在の中国外交領事機関とそのスタッフは、『ウィーン外交関係公約』や『中米領事条約』などの規定を従来から遵守し、米国各界との交流と往来は正常な職務として行っている。それは正々堂々としており、非難されるべきものではない。むしろ、米国の中国駐在機関とそのスタッフにこそ多数の悪行がある」と強調し、米国側に対して中傷行為を直ちに停止し、中国側の関係機関とスタッフの正常な職務に便宜をはかるよう求めるとともに、「中国側は情勢の動きに従って必要な対応をしていく」と表明しました。（Mou、謙）