北京
PM2.577
23/19
第75回国連総会の一般討論が22日、ニューヨークの国連本部で行われました。多くの国の指導者が、オンライン映像を通じて国連への支持を表明し、国際協力の強化や多国間主義の維持を呼びかけました。
キルギスのジェエンベコフ大統領は、新型コロナウイルス感染症により世界の強いつながりが再確認されたとし、「キルギスはかなりの程度、国連や他の国際的なパートナーからの持続的な支援のおかげで、感染拡大を大きく抑えられた」とし、国連のシステムはグローバルな課題に対応するための「最も重要なツール」だと述べました。
アフガニスタンのガニ大統領は、さまざまな試練に対応する上で、国際社会は国連創設時の原則を堅持しなければならないと強調し、「国連の人権文書の中で示された価値観は、実現できない理想や願望と見なされてはならない。それを実現していくべきだが、実現するためには、かつてないほどの協力が必要で、実務的な解決策を提供する枠組みが必要だ」と述べました。
モンゴルのバトトルガ大統領は、世界各国が「国連憲章」の精神の下で団結し、話し合いや協力を通じて対立点を解決し、障害を取り除いていくべきだと強調しました。
フランスのマクロン大統領は、民族主義や保護主義に転じても問題は解決できないとし、各国が手を携えてグローバル化の新時代を構築し、グローバリゼーションをより公平で、バランスが取れて、持続可能なものにしていこうと呼びかけました。(閣、柳川)