北京
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米国駐在の崔天凱中国大使はこのほど、ポールソン元米財務長官が司会を務める番組「ポールソンと対話」に出演し、インタビューに答えました。崔大使は「中米両国は歴史や文化、伝統、政治・経済制度などが異なり、意見に食い違いがあるのは避けられない。しかし、両国の共通利益は食い違いよりはるかに大きく、双方に十分な政治的意欲さえあれば、中米協力には多くの可能性がある」と述べました。
崔大使は、「中国の対米政策は明確で一致しており、変わらないものである。中国は終始、米国と対抗の関係ではなく、建設的な協力関係を発展させることを望んできた。相互尊重、相互理解、互いの関心事への気配り、互恵協力を基礎に両国関係を発展させていきたい。これはニクソン大統領の中国訪問以降の両国関係の本質であり、これまで根本的な変化が生じたことはない」と指摘しました。
さらに「現在の情勢には懸念、ひいては警戒すべきものすらある。米国の一部の人は『レッドライン』を越えようとしている。これは深刻な結果をまねくだろう」と懸念を示しました。
崔大使はまた、「中米両国は数多くの世界的課題に直面している。気候変動にしても感染症にしても、自国だけで対応することはできない。中米両国は世界に共同責任を持ち、協力を導き、国際協力を共に発起・支持・促進してすべての課題に積極的に対応すべきだ。これは国際社会の普遍的な期待に応えるもので、両国の最大の共通利益でもある」と強調しました。(Mou、浅野)