北京
PM2.577
23/19
国連は11日に採択した決議で、国際協力や団結、助け合いを通じて新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じるよう、各加盟国に促しました。
決議では「国際協力を進め、多国間主義を実行し、一丸となって助け合うことが全世界が新型コロナなど世界的な危機に効果的に対応する唯一のルートだ」とし、人を根源として、性別平等を重視し、人権を十分尊重した対策を取ることが各国に呼びかけられました。
また、国連事務総長が打ち出した世界範囲の停戦イニシアティブを支持する意を示すとともに、新型コロナ感染症の武装衝突地域への影響に注目し、国連平和維持活動を引き続き支持していく方向性が示されました。
さらに、包容、団結の促進に取り組むよう加盟国や政治指導者、宗教のリーダーらを促すとともに、種族主義、外部への恨み、恨みを含む言論、暴力、差別などに反対することが強調されました。
このほか、衛生システムや地域包括ケアシステムの充実化を挙げ、すべての国が速やかに良質で安全な、効果的かつ負担できる診断器具、治療方法、薬、ワクチンなどを獲得できるようベストを尽くすことが加盟各国に促されました。そのうえで、あらゆる利益にかかわる重要な側との協力を展開させることで、ワクチンや医学の開発資金を追加することやデジタル技術を通じて新型コロナ対策で求められる国際間の科学協力を強化することなどが求められました。(朱 CK)