北京
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23/19
外交部は10日、国連創設75周年を迎えて「中国の立場文書」を発表し、国連の役割、国際情勢、新型コロナウイルス感染対策における協力などについて、中国の立場と主張を示しました。
文書は「世界はこの100年で未曾有の大きな変化にあり、新型コロナウイルス感染症の世界的流行がこの変化を加速させている」と指摘しました。その上で、「各国が共に世界反ファシズム戦争勝利の成果を守り、一国主義、覇権主義、強権政治を防がなくてはならない。また、多国間主義を堅持し、国連憲章の趣旨と原則を断固として守り、国連を中心とした国際システムと国際法を基礎とする国際秩序を維持する必要がある。国際関係の民主化、法治化、合理化を推し進めなければならない」としています。
さらに、新型コロナウイルス感染対策における協力について、「一丸となって、世界保健機関(WHO)の重要なリーダーとしての役割を果たし、各国が連携して対応していく必要がある」と強調しました。(朱、多部)