北京
PM2.577
23/19
モスクワで開かれている上海協力機構、独立国家連合体、集団安全保障条約機構メンバー国の国防相共同会議に出席中の魏鳳和国務委員兼国防部長は4日、同じく会議に出席中のインドのラジナート・シン国防相と会談しました。
魏国防部長は「最近、両軍関係は国境問題で深刻な影響を受けている。両国の国防相が関連問題について面と向かい合って、真摯に意見交換することは非常に重要である。両国の国境地帯で緊迫した情勢が起きたことの原因と真相がはっきりしており、その責任はすべてインド側にある」と強調しました。その上で「双方は、両国関係および地域の平和と安定に着眼して、現在の事態を一刻も早く緩和させ、国境地帯の平和と安寧を守っていく必要がある」と述べました。
これに対して、シン国防相は「当面の情勢において、国境の平和と安定は、両国関係にとって極めて重要である。双方がともに責任ある態度で、第一線の軍隊が一刻も早く対峙する状況から全面的に抜け出すようにし、情勢のエスカレート化または複雑化させるいかなる行動も避けて、両軍関係ができるだけ早く正常な軌道に戻るよう取り組む必要がある」と強調しました。(朱 Yan)