北京
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23/19
王毅国務委員兼外交部長は現地時間30日、フランス国際関係研究所(IFRI)で演説を行い、その後参加者の質問に答えました。
王国務委員はその中で、「今の世界は不確実性と不安定性に満ちている。中でも、唯一の超大国がその果たすべき国際責任を放棄して、国際機関から次から次へと脱退していることが、それ以外の国に不安を与えている。こうした状況の下、中国と欧州連合(EU)は責任ある二つの力として、協力を強化させ、世界により多くの安定性を提供していく必要がある」と述べました。
王国務委員は、投資、気候変動への対応、デジタルエコノミーを始め、中国・EUが多くの分野で効果的協力を展開する可能性を示した上で、「中国はフランス、EUと共に世界貿易機関(WTO)の改革を推し進め、速やかに次期事務局長を選出していきたい。今は中国とフランス、EUが協力を強める重要な節目である。我々は自国民にだけでなく、世界の未来に対しても責任を負わなければならない」と訴えました。(Yan、CK)