北京
PM2.577
23/19
外交部の華春瑩報道官は16日の定例記者会見で、「米国には世界最大規模の核兵器を持つ国として、核軍縮の面で優先すべき特別な責任を着実に履行し、グローバルな安全保障戦略に寄与してほしい」と述べました。
報道によりますと、原子爆弾の開発を目的とした米ニューメキシコ州のロスアラモス国立研究所(LANL)で先日、放射線漏えい事故が発生し、研究所員がプルトニウム酸化物に被爆したということです。ですが、米政府は同研究所での核兵器生産能力を拡大し、2030年までに年間30発の核弾頭生産能力を確保しようとしています。
これに関する記者の質問に対し、華報道官は「世界最大規模の核兵器倉庫を持つ米国は、核兵器の現代化に大きな力を入れ、新型核兵器の開発を進め、絶対的な安全保障戦略を図ろうとしている。これはまさに『憂慮する科学者同盟(UCS)』の学者らが指摘した通り、グローバルな戦略的安定性を損ない、核安全面のリスクを増大させるだろう」と懸念をしました。(Lin、謙)