北京
PM2.577
23/19
習近平国家主席は8日、ロシアのプーチン大統領と電話会談を行いました。
習主席は、「数日前、ロシアは国民投票で憲法改正案を可決した。これは、ロシア国民の政府への支持とその国政運営の理念に対する認可を表している。中国はこれまで通り、ロシアが自国の状況に見合った発展の道を歩むことや、ロシアが発展と振興の実現を加速させていくことを断固として支持していく」と述べました。
また「中国とロシアは、新型コロナウイルス感染症が最も困難な時に支え合い、助け合って、新時代の中露関係に戦略的中身を付け加えている。双方は、感染症対策の長期化にしっかり備えると同時に、柔軟で多様な方法を工夫して、各分野での協力を展開し、生産・操業の再開を加速させていく方法を探る必要がある。その上で、『イノベーション年』という契機を生かして、ハイテク、ワクチンおよび医薬品の研究開発、バイオセキュリティー分野での協力を強化させ、中露関係の継続的な改善を促進し、両国の各自の発展に助力し、両国民により多くの利益をもたらしていかなければならない」と強調しました。
これに対し、プーチン大統領は「露中関係は現在、史上最高のレベルにある。ロシアは、香港特別行政区において中国政府が国家安全を維持するために払ってきた努力を断固として支持し、中国の主権を損なういかなる挑発的な行動にも反対する。中国は、香港の長期的な繁栄と安定を維持する能力を十分に持っていると確信している。ロシアは、中国との関係を外交上の最優先事項と位置づけており、今後も中国とともに、両国間のさまざまな分野で実務協力を推進し、SCO(上海協力機構)と国連の枠組内で戦略的交流と協調を強化し、世界の戦略的安定と安全を維持していく」と示しました。(ミン・イヒョウ Yan)