北京
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1945年6月25日、国連制憲会議で「国連憲章」が全会一致で可決され、翌日の26日に調印式が行われました。中国は最初の調印国です。「国連憲章」調印75周年を迎えるにあたって、「多国間主義の維持、グローバルで持続可能な開発の共同実現」をテーマとしたオンラインシンポジウムがこのほど行われました。参加者たちは、「多国間主義は戦後の国際秩序や平和と安定を守る砦であり、新型コロナウイルスによるパンデミックを背景に、国際社会は一致団結して目の前の難関を乗り越えなければならない」と一致した見解を示しました。
中国駐在国連事務所のコーディネーターを務めるロゼリーニ氏は、「多国間主義とグローバル化は世界に多大な利益をもたらし、デジタル化の加速につながっている。新型コロナウイルスの蔓延は世界がともに直面している最も厳しい試練の一つであり、国境・業界・世代を超える協力が求められている」と述べました。
経済協力開発機構(OECD)事務総長首席補佐官兼G20シェルパ(首脳補佐役)のラモス氏は、「世界は膨大かつ複雑な試練に晒されており、各国は力を合わせて対応しなければならない。新型コロナウイルスワクチンの研究開発において、各国政府は協力を一段と強めるべきである」との見解を述べました。(Lin,星)