今年の「両会議」で注目すべき4つのポイント

2020-04-30 16:10  CRI

 今年の両会議(全国政治協商会議と全国人民代表大会)の開幕式はそれぞれ5月21日と22日に開かれます。今年に入ってから、新型肺炎の感染は猛威を振るい、全国の人民は感染症との闘いに身を投じました。人民至上、生命至上という原則のもと、今年の両会議の開催が延期されました。開催日が決定した両会議では、少なくとも次の4つのポイントがあります。

 一、感染症の予防と抑制が日常化する特別な背景下で、両会議はどのように開催されるのか

 これまでの慣例によりますと、全国政治協商会議は3月3日、全国人民代表大会は3月5日に開幕していましたが、今年は5月21日と22日に行われます。これは開幕式の観点から見れば、ペースが加速することを意味します。

 二、歴史的任務の遂行後は更に奮闘する

 2020年、中国は「2つの百年」という奮闘目標を実現させる歴史的な交差点に立っています。小康社会(いくらかゆとりのある社会)を全面的に構築して、1つ目の百年奮闘の目標を実現させ、2つ目の目標実現へプロセスを開始します。

 2020年の全国両会議の開催日は例年よりも遅くなります。しかし、貧困撲滅の目標と任務の完成を確保し、小康社会を全面的に構築するということに変わりはありません。

 特に注目すべきこととして、習近平総書記は今年の両会議期間中、何らかの新しく重要な論述と布石を行う可能性があります。

 三、今年の経済と社会の発展目標をいかに科学的かつ合理的に決定するか

 今年の第1四半期、全国のGDP成長率は-6.8%です。この成長率は感染症の影響を受けた結果であるため、歴史的な比較に意味はありませんが、この状況から抜け出すには更なる努力が必要です。世界経済の下振れは依然として加速しており、主要経済体がマイナス成長に置かれることを十分に考慮しなければなりません。

 四、戦友同士の感無量な出会い 感染症と徹底的に戦う

 今年の両会議に参加する多くの代表と委員は、感染症予防と抑制の第一線のリーダーと先鋒を務めています。彼らは感染症との戦 いをきっと熱く議論し、そして、互いに励ましあい、感染症に打ち勝つことを目指すと見られています。

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