北京
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30日午後4時ごろ、四川省凉山イ族自治州西昌市経久郷の馬鞍村で森林火災が発生しました。風速が急に強まったことで、消火活動を行なっていた人々が逃げ遅れ、19人が死亡、3人が負傷しました。現在も消火活動は続いています。
火災の発生を受けて、習近平中国共産党中央委員会総書記・国家主席・中央軍事委員会主席は重要な指示を下し、救助活動の迅速かつ科学に基づいた展開、消火活動に携わる人々の安全確保、二次災害の予防などを求めました。さらに、「現在、森林火災などの自然災害が多発する時期を迎えており、最近は四川省、雲南省、福建省、湖南省などで相次いで森林火災や安全事故が発生している。今後は洪水災害の発生リスクが高まるため、安全について高く重視する必要がある」と強調しました。その上で、各レベルの共産党委員会と政府に対して、「感染対策と生産活動の再開を全うするとともに、安全検査を徹底することで災害や事故の多発を食い止め、人々の命と財産の安全確保に全力で取り組まなければならない」と呼びかけました。
また、李克強中国共産党中央政治局常務委員・国務院総理は書面で指示を下し、負傷者を全力で救助すること、科学的かつ効果的な消火活動を展開すること、死者に対する善後処置を全うすること、火災現場周辺の重点施設を保護することの4点を求めました。
李総理はさらに、「最近起こった複数カ所での森林火災とそれに伴う死傷者の発生を教訓としてしっかり受け止め、各方面と各レベルの責任をより明確にし、リスク管理とモニタリング、および早期警報を強化して、大規模な森林火災を未然に防ぐべきだ」と強調しました。(洋、謙)