北京
PM2.577
23/19
パキスタンと国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の共同主催による、アフガン難民問題に関する国際会議が17日から2日間にわたって、イスラマバードで開かれています。会議では、過去40年間にわたってアフガン難民を受け入れてきたパキスタンの取組みと経験を振り返り、問題の解決に向けた議論が行われました。
現在、パキスタンとイランは全世界で登録済みのアフガン難民全体の90%に当たる240万人を受け入れています。登録されていない人数も含めると、受入れ難民の数はこれを遥かに超えていると考えられています。これについて、国連のグテーレス事務総長はパキスタンの努力を高く評価しました。
これに対して、パキスタンのイムラン・カーン首相は「不景気の中でも、パキスタンはアフガン難民に最善の支援を行ってきた。難民の祖国への早期帰還が実現するよう望んでいる」と示しました。
また、姚敬・駐パキスタン中国大使は挨拶の中で、「中国政府は過去2年間で、難民帰還のためアフガニスタンに1400万ドルと8000トンの食糧を寄付した。アフガニスタン和平プロセスの早期実現に向けて、関係各国にはチャンスを掴んでほしい」との期待を述べました。(閣、謙)