北京
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吉本興業がCMGに提供した第1陣の支援物資
中国において新型コロナウイルスによる肺炎との戦いが最も重要な時期を迎える中、日本の吉本興業ホールディングス株式会社が8日、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)に医療現場での取材に活用できるマスクを寄贈し、「CMGの報道活動を支援する」との意を示しました。
同社の大﨑洋会長と岡本昭彦社長はCMGに宛てた手紙の中で、「強い信頼関係で結ばれたCMGのためにも、中国における感染拡大の防止のためにも、できる限りの支援をしたい」と表明し、「いち早く事態が収束し、通常の生活が戻ることを心より祈願する」と示しました。
これに対する礼状の中でCMGの慎海雄台長は謝意を表明し、「現在、中国各地は中央政府の強力な指導の下、その対策に全力で取り組んでおり、成果も出している。CMGでは、日本を含む国際社会からの多大な支援と支持について積極的に報道している。我々は、各国各界の友人による温かい応援と積極的な支援の下、肺炎に打ち勝ち、正常な仕事と生活を取り戻したいという中国人の願いが必ず叶えられると、固く信じている」と示しました。
また、「CMGと吉本興業との協力によって、『豈曰無衣、与子同裳(中国の古典『詩経』の引用。“豈に衣無しと曰はんや 子と袍を同じうせん”、つまり、足りない物は共有して補おうではないかという意味。日本からの支援物資に書かれていたことで話題になった)』という深い友情を両国民にはっきりと感じ取ってもらい、『山川異域、風月同天(日本の古典である鑑真和上の伝記『唐大和上東征伝』からの引用。“山川域を異にすれども 風月天を同じうす”、つまり、離れていても繋がっているという意味。同上)』のような、中日友好の新たな境地を共に切り開いていきたい」と示しました。(ミン・イヒョウ 燕)