北京
PM2.577
23/19
北京市で24日、新型コロナウイルスによる肺炎の予防・コントロールに関する記者会見が行われ、北京市は「突発的な公衆衛生事件に対する第一級(最高レベル)の応急対応メカニズム」(突発公共衛生事件一級響応機制)を発動したと発表しました。感染の予防とコントロールを市全体の最重要任務として、全力を挙げて取り組むとしています。また現在、市内における防護マスクと消毒用品、生活必需品の提供は安定しているということです。
北京市では、突発的な公衆衛生事件のレベルを、事件の性質、危険度、影響範囲などに基づいて、最高レベルから順に一級(特別重大)、二級(重大)、三級(比較的重大)、四級(一般的)の4つの等級に区分しています。
北京市衛生健康委員会が24日夜に公表した内容によりますと、当日午後5時から午後8時までの間に新たに2人が新型コロナウイルス肺炎と診断され、これにより、北京市で新型肺炎にかかった患者の数は計36人になったということです。新たに病状が判明した2人はいずれも最近、湖北省に行ったことがあり、現在は指定の医療機関で治療を受けています。
感染症に対応するため、北京市は発熱診療科を備える医療機関101カ所のリストおよび発熱患者治療マニュアルを公布することで、正しい治療を行い、ヒトからヒトへの感染を減らすよう呼びかけています。また、市立病院である北京地壇医院、佑安医院、解放軍総医院第五医学センター、および市内各区の一部の医療機関が指定診療所となりました。
なお、北京で見つかった新型肺炎の感染患者のうち、女性1名が24日に完治し退院したということです。(怡康、謙)