北京
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23日、北京大学国家戦略伝播研究院の主催による第4回中国戦略伝播フォーラムが開催されました。「地方イメージの建設と対外宣伝」をテーマに、参加者らは「新時代の国際コミュニケーションへの新たな要求とルール」、「地方のイメージ宣伝と国家のイメージ宣伝との関係」、「新時代における地方の海外に向けた宣伝の位置づけ」といった内容をめぐって討論し、「地方の対外宣伝は国家の対外宣伝の全体的な戦略において役割を果たす」との認識を一致させました。
フォーラムでは北京大学の王博副学長が、主催側、中央メディアの指導層、および地方宣伝部門を代表して挨拶し、「国際的な戦略コミュニケーションを研究する上では、伝えることの核心、その中身を明確にする必要がある。この価値観は非常に重要である」と述べた上で、「北京大学の対外的なイメージの樹立は、国家および地方の対外的なイメージの宣伝と同じことである。それは、非常に複雑で、挑戦的で、価値のあることだ。特に中国は日々、世界の舞台の中央に近づいているため、対外宣伝の言論体系を構築することと、重要なポイントを捉えることが肝要である」と述べました。
中国外文局の陸彩栄副局長は挨拶の中で、「地方のイメージ宣伝は国家イメージの対外宣伝に直接的に影響している。新時代を迎えるに伴って、地方の対外宣伝は中国文化の輸出における重要な実践となっている。各地方都市には、外国に向けて中国のストーリーを語る際に、心と温度を切り口として、中国の発展、中国の道、中国の知恵について語ってほしい。地方の対外宣伝と国家の対外宣伝それぞれの優位性の相互補完、協力・ウィンウィンの関係を実現させ、交流と発展を推し進めていく」と示しました。
そのほか、地方各都市の宣伝部から20人の代表がフォーラムに参加し、各都市の対外宣伝の経験について語りました。中国共産党北京市委員会宣伝部副部長・北京市政府報道弁公室主任・北京市政府報道官である徐和建氏は、北京市の都市イメージ構築における実践経験をシェアし、「北京は全国の政治、文化、国際往来の中心地である。今後は、国際的な影響力を持つイベントの開催を通してイメージを作り上げていくことが、北京市の国際宣伝能力を建設する上での重要課題となっている」と述べました。(取材:趙雲莎)