水星の「太陽面通過」、中国では観測できず

2019-11-12 17:30  CRI

水星の「太陽面通過」、中国では観測できず
水星と月(資料写真)。撮影・周団輝

中国科学院紫金山天文台が11日に発表した情報によると、普段は太陽光に隠れる水星が太陽の前面を横切る「太陽面通過」が間もなく観測される。残念ながら中国での開始は夜となるため、多くの天文愛好家は直接観測できそうにない。中国新聞網が伝えた。

水星の「太陽面通過」とは、水星が地球と太陽の間に位置し、3者が直線で結ばれることで形成される現象を言う。

普段は影が薄い水星に「舞台」が提供された。小さな「ほくろ」が少しずつ太陽の表面をよぎり、中心に到達してから再び離れる。

天文学者によると、水星と太陽のサイズは段違いだ。そのため地球から見ると水星は太陽の光を遮ることができず、太陽の「顔のほくろ」になり、注目が集まる。

天文学的な正確な計算によると、この太陽系で最も小さく中心に最も近い惑星である水星は、11日にちょうど地球と太陽の間を通過する。「太陽面通過」の過程において、水星は5時間半の「長距離移動」を行う。初めて姿を現すのは米国東部時間の午前7時35分。

この「太陽面通過」はより正確に言えば「暴走」だ。地球から見ると水星の移動は非常に遅く見えるが、実際の運行速度は時速24万1000キロにのぼる。太陽の表面を疾走していくと言える。

「太陽面通過」はそれほど目立った現象ではないものの、比較的珍しい。この現象は100年で平均13.4回しか発生しない。今回の「太陽面通過」を逃せば、あと13年待つ必要がある。

今回の「太陽面通過」の一部始終を観測できるエリアは、南米、南極大陸、欧州、アフリカに集中する。また西アジアでは日没の通過を、北米と大洋州の一部では日の出の通過を観測できる。残念ながら中国での開始は夜となるため、多くの天文愛好家は直接観測できそうにない。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年11月12日

ラジオ番組
10月29日放送分
00:00:00/00:00:00
  • ハイウェイ北京<月曜日>の担当者 劉叡琳_fororder_周一刘睿琳130
  • ハイウェイ北京<火曜日>の担当者 王小燕&斉鵬_fororder_周二小燕齐鹏130
  • ハイウェイ北京<水曜日>の担当者 謝東&劉非_fororder_周三谢东刘非130
  • ハイウェイ北京<金曜日>の担当者 劉叡&孟群_fororder_周四刘睿孟群130
  • ハイウェイ北京<金曜日>の担当者 任春生_fororder_周五任春生130
  • ハイウェイ北京<週末篇>_fororder_北京直通车周末篇
特集ダイジェスト
最新コラム
新華社_fororder_12日中友好協会_fororder_11人民網日本語版_fororder_10人民中国_fororder_9中国網日本語版_fororder_8東方網日本語版_fororder_7JAPAN online_fororder_5
UTYテレビ山梨_fororder_4中華網日本語版_fororder_3東方通信社_fororder_2中国百科検定_fororder_132959111934859451北京観光_fororder_1
李阳