北京
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23/19
習近平国家主席は9日北京で、ソロモン諸島のマナセ・ソガバレ首相と会見しました。
席上、習主席は「先月、中国とソロモンは『一つの中国』の原則に基づき、正式に国交関係を樹立した。これは時代の流れに順応し、両国民に福祉をもたらす、良い出来事である」と語った上で、「ソロモン諸島と中国との国交関係は樹立したばかりだが、友好に順序は関係ない。始まりさえすれば、その先には明るい見通しがある」と強調しました。
また、習主席は「ソロモン諸島は21世紀海上シルクロードの南方面へと延びる地帯に位置しており、両国は、『一帯一路』に関する覚書への調印を契機に、戦略的な結び付きを強化する。国交関係の樹立によって、ソロモン諸島は中国公民の渡航先になる。中国側はソロモン諸島と共に、国連や太平洋諸島フォーラムなどの枠組み内で、意思疎通や協力を強化し、気候変動などの試練に対応して、発展途上国の共通利益をしっかりと守っていきたい」と指摘しました。
これに対して、ソガバレ首相はまず、新中国成立70周年に熱烈な祝賀の意を示し、中国が短期間で収めてきた巨大な建設の成果に敬服の意を表しました。また、「中国と国交関係を樹立した179番目の国となれたことを、大変うれしく思う。ソロモン諸島政府と人民は、正しい歴史的判断を下した。中国との国交正常化の実現によって、ソロモン諸島の外交政策は、国際社会や国連の2758号決議との一致を実現する」と述べました。ソガバレ首相はさらに、「今後も、中国の成功経験に学び、自国の進歩と繁栄を実現させていきたい」との考えを示しました。(非、謙)