北京
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1954年に新中国として初めての飛行機を製造した江西省は現在、航空産業の規模で全国4位となっています。省内には国有の航空機最終組立工場と航空機設計研究所がそれぞれ2社、航空企業と研究開発機関は合わせて65社あり、回転翼機と固定翼機の開発製造能力の両方を持つ唯一の省となっています。
同省では、航空産業の主要業務による営業収入が2014年の390億元から2018年の863億元にまで高まり、年平均20%以上の伸び幅を維持し、トレーナー機とヘリコプターの開発製造基地となっています。
江西省はレアアースの主要な産地でもあります。レアアース資源の最も豊富な贛州市にある江西金力永磁科学技術有限公司では、高性能レアアース永久磁石の年間生産能力が8000トンに達し、世界のおよそ7%を占めています。
長江の支流・贛江が流れる贛州市では2016年に中国初の「陸の港」が開港されました。内陸の国際貿易港として、贛州港からは現在、中国と欧州を結ぶ貨物鉄道輸送定期便(中欧班列)19便が走っています。(ジョウ、謙)