北京
PM2.577
23/19
広東省深セン市の蘇麗平さんは体が不自由なため、車イスで生活しています。
蘇さんには去年、障がい者手帳を紛失してしまう出来事がありました。日常的な外出や暮らしの中では障がい者手帳が欠かせないため、様々な不便を被ったと言います。
WeChat内ミニプログラム「粤省事」
最も困った時に助けになったのが、SNSアプリのWeChat(微信)でした。WeChatには、アプリ内機能を追加する「小程序(ミニプログラム)」というものがあります。その一つである「粤省事」によって、蘇さんの障がい者手帳の再発行はスムーズに行われました。
デジタル化政府改革が市民の暮らしをより便利に
「粤省事」は身分証明書の発行を含む687項目の手続きなどができる政府公式の「ミニプログラム」です。ちなみに「粤」は「広東省」の別名で、「粤省事(広東省の出来事)」の発音(yue sheng shi)は「越省事(より便利に)」とまったく同じであるため、語呂合わせのネーミングとなっています。
同ミニプログラムのユーザー数は現在1317万人に達し、利用者の数は一日当たり延べ915万人となっています。(雲、謙)
広東省デジタル化政府運営センター