香港市民、警察の公務執行を支援する集会を実施

　香港で6月30日午後、多くの市民が金鐘添馬公園に集まり、「警察を支え、法を守り、安定を維持」をテーマに、警察の公務執行を支援する集会が行われました。主催者側によりますとおよそ16万5千人が参加したということです。

　全国人民代表大会常務委員会で、香港基本法委員会の譚恵珠副主任、全国政治協商会議の譚錦球委員、香港特別行政区警察署の鄧竟成元署長、任達栄元副署長、香港公義支持・条例改正支援大連盟の招集者である黄英豪氏などのほか、若者の団体、父母会、タクシー業界の代表もそれぞれ舞台で発言しました。

　この中で譚副主任は、「警察は秩序と治安を守っている。デモを利用して法治を妨げ、安定や繁栄を妨げるような行為は許さない」と述べました。

　警察署の鄧元署長は、「数日前に警察署がデモ隊に囲まれたのを見て、心が痛んだ。警察は安全を守るため多大な努力を払っており、香港は世界で最も安全な都市の1つになっている」と語りました。

　また、集会に参加したクイーンメアリー病院肝臓移植センターの廬竉茂主任は、「デモ隊の過激な行動で香港の法治や自由、調和が崩れている。反省してほしい」と述べました。（任春生、森）