北京
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外交部でG20の特使を務める国際経済局の王小龍局長は29日、大阪にある中国代表団のプレスセンターでブリーフィングを行い、今回のサミットでの中国の努力や達成した目標を説明し、国内外の記者の質問に答えました。
今回のサミットで、米国はコミュニケに盛り込まれた気候変動を支持しない姿勢を示しましたが、これについて「コミュニケの実行にどんな影響が出るか」との質問が出ました。これに対して王局長は「米国はパリ協定から離脱したが、依然として国連気候変動枠組条約の締約国である。気候変動問題はここ数年、G20サミットで重要な課題になっており、会議の後のコミュニケの重要な内容でもある。各国は気候変動問題について、国連の枠組みにおける『共通で区別のある原則』を守り、経済発展や環境保護と緊密に結び付け、協力を進めるという基本的共通点を見出だした。今回、大阪で気候変動について合意したことは、気候変動への対応を軸にした国際的な環境連携と持続可能な発展をする上でいい事だ」と強調しました。(藍、森)