北京
PM2.577
23/19
BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)首脳会合が28日、大阪で開催され、習近平国家主席、ブラジルのボルソナーロ大統領、ロシアのプーチン大統領、インドのモディ首相、南アフリカのラマポーザ大統領が出席しました。5カ国の首脳はBRICSのパートナー関係、グローバルガバナンス、技術イノベーションの協力などをめぐって踏み込んだ意見交換を行い、広範囲におよぶ共通認識に達しました。この会合は輪番議長国であるブラジルのボルソナーロ大統領が主宰しました。
習主席は席上、「現在、国際情勢は複雑で厳しい時期にある。世界経済は全体として成長を保っているが、不確定性と不安定性が著しく増加している。BRICS諸国は自身の事を着実に運び、発展の柔軟性とリスク抵抗の能力を強めなければならない」と指摘しました。
習主席は、第一に、BRICSの戦略パートナー関係を強化すること、第二に、グローバルガバナンスの改善を推進すること、第三に、各分野での実務協力を深めることなどを強調しました。
各国の指導者らは、「現在、国際社会は一国主義と保護主義が台頭し、国際貿易規則と世界貿易機関(WTO)の役割が弱められ、包括的な発展が強化されなければならないなどの課題に直面している。BRICSは協調を強め、さらに積極的にリードする役割を果たして、多国間主義や規則に基づいた国際貿易システムを擁護し、相互尊重に基づいた公正で持続可能な発展と貿易モデルを推進するべきである。そして、よりバランスのとれた国際貿易交渉の議題を制定して、共同繁栄と世界経済の成長を促進するためにより大きな役割を果たさなければならない」と述べました。(玉華、星)