北京
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外交部の耿爽報道官は25日、G20大阪サミットでは、多国間主義を支持し、一国主義に反対すること、開放性と包摂性を支持し、保護主義に反対すること、協力・ウィンウィンを支持し、いじめ・覇権主義に反対することへの強いシグナルが出されるよう望む」との中国側の姿勢を表明しました。
耿爽報道官は同日の記者会見で、国際通貨基金(IMF)と世界貿易機関(WTO)が発表した世界経済の不確定性への対応をG20に呼び掛ける報告書に関して、「この2つの報告書は、国際社会の共通した願いと関心事を示している。現在の世界経済の不確定性と不安定さの大きな原因は、緊迫した貿易情勢にある。その緊迫化は主に一国主義、保護主義、いじめによるものだ」としました。
さらに、「中国は終始、自由貿易を提唱し、ルールに基づいた多国間貿易体制を維持する。中国は現在ある複数の貿易制限措置の被害者であり、一国主義、保護主義、いじめに反対する第一線に立っている。中国はG20大阪サミットで各側と共に世界経済情勢について踏みこんだ意見交換を行うことで、国際貿易の成長と世界経済の発展を促し、グローバルガバナンスを改善し、リスクとチャレンジに対応するための共通認識を求め、解決案を探っていく」と表明しました。(Mou、謙)