北京
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国務委員兼外交部長の王毅氏は24日、南アフリカのパンドール外相と北京で会談しました。
王毅外交部長は席上、「今年は新中国成立70周年で、南アフリカ共和国成立25周年でもある。中国の特色ある社会主義が新たな時代に入り、南アフリカも希望と振興の新時代を迎えている。中国・南アフリカ関係は新たな歴史的な出発点に立っており、新しい発展のチャンスに恵まれている。中国は南アフリカと共に次の段階のハイレベルの往来を計画し、戦略の連結や全面的な協力を進化・発展させてゆき、両国関係に新たな原動力を注いでいきたい」と述べました。
王外交部長はまた、「振興市場と発展途上国を代表する重要国家として、中国も南アフリカもその他の国と共に、世界に向けて同じメッセージを発信し、国連憲章の主旨と原則を擁護しながら多国間主義の理念を支持し、国際関係を基本とする準則を維持して、いかなる形の一国主義やいじめ行為にも反対し、世界の平和と発展、繁栄を促していくべきだ」と強調しました。
これに対しパンドール外相は「現在、多極化プロセスが試練に直面している。南アフリカは世界貿易の緊迫情勢や一国主義、保護主義の台頭を懸念している。中国の立場は南アフリカを含めた多くの発展途上国の正当な権益を守っている。南アフリカ、そしてアフリカ大陸は一国主義や国際的ないじめ行為に抵抗し、中国のパートナーとなり、多国間主義を固く維持することで、開放的で包摂的な世界の貿易システムを守っていく」と述べました。
会談後、双方は共に協力協議の調印式に立ち会いました。(藍、謙)