北京
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外交部の耿爽報道官は11日、北京で、「米国のポンペオ国務長官は新疆について基本的な理解と認識を欠いている。ポンペオ氏に注意したいのは、パフォーマンスが過ぎれば、その仮面も必ず剥がれるということだ。中国の内政に干渉する企みは必ずや失敗する」と述べました。
報道によりますと、米国のポンペオ国務長官はこのほど、新疆ウイグル自治区に関して、「中国政府は約100万人のムスリム少数民族の人々を『再教育収容所』に拘束し、地元のムスリム住民の信仰の自由を破壊し、ウイグル族の文化とイスラム信仰を消滅させようとしている」などの発言を行ったということです。これに対し、耿報道官は定例の記者会見で、「新疆にはいわゆる『再教育収容所』はない。新疆では法に基づいた職業技能の教育育成センターが開設されている。その目的は、テロリズムや過激主義思想に浸食された人が正しい道に戻り、自らの労働で生計を立て、かつ改めて社会に戻るための技能を学ぶことを手助けすることにある。教育育成センターの設立以来、新疆では3年近くに渡り暴力テロ事件が起きていない。新疆の各民族は法に基づいて十分に宗教信仰の自由を享受している。この事実は誰の目にも明らかなものだ」と強調しました。
また、耿報道官は、「ウイグル文化が効果的に保護、発揚されている。ウイグル族の人々は法に基づいて自分の民族言語を使う権利を享有している。新疆のメディアは標準語とウイグル語など複数の言語を使って放送や出版事業を展開している。ウイグル族のムカム芸術(音楽・文学・舞踏を一体化した芸術)はユネスコの「人類の口承および無形遺産に関する傑作」(世界無形文化遺産)に選ばれてもいる」と指摘しました。(玉華、む)