北京
PM2.577
23/19
習近平国家主席は15日、アジア文明対話大会で行った基調演説で、「今日の中国は、『中国の中国』にとどまらず、アジアの中国、世界の中国となっている」と述べました。
習主席は「中華文明はアジア文明の重要な一部であり、古来より伝承と革新の中で発展を遂げ、時代に対応して絶えず進化してきた。そこには中華民族の精神的な追求が凝縮されている。中華文明は終始、異なる文明を受け入れながら歩みを進めている。親仁善隣(仁義を大切にし、隣の国や人と仲良くする)と協和万邦(世界の国々を協調させることで、国内外が栄える)は中華文明が一貫して持つ処世の道で、国民に利益と福祉、安定と富をもたらすことが、中華文明のはっきりとした価値観だ。革故鼎新(古い習慣や制度を新しいものに改めること)と與時俱進(時代と共に前進すること)は、中華文明が恒久的に持つ精神的気質である。道法自然(道は自然に従う)と天人合一(天、すなわち自然と人とは本来一つである)の思想は、中華文明の内在的な生存理念である」と指摘した上で、「未来の中国は必ずや、さらに開放的な姿勢で世界を抱擁し、さらに活力ある文明によって世界に貢献できるだろうと信じている」と強調しました。(玉華、謙)