北京
PM2.577
23/19
国務院の李克強総理は5日常務会議を主宰し、走行の利便性や物流の効率アップに向けて、年内にすべての高速道路で省をまたがる際の料金所を撤廃する方針を明らかにしました。
会議では、国務院が打ち出した「政府活動報告」の決定に従い、向こう2年以内に全国の高速道路の省間料金所をほぼ撤廃する方針を、今年末に前倒しで実行すると示されました。
具体的には、消費者の負担や企業のコスト削減、需要の拡大を目指して、まず高速道路のレベルアップを促し、自動料金収受システム(いわゆるETC)をすべての高速道路の入り口に設置します。このために、関係部門は協力し無料で設置するようにしていくとのことです。また、トラックの走行について、負担を増やさない形で通行料金の計算方法を改めるため、専用高速道路の入り口で停車をせずに積載量を測定する装置を据え付けるとのことです。さらに、これまでの経験から制度や政策を改善し、法体系の整備を進めていくとしています。
さらに会議では、高速道路の設備やシステムの改良を進め、生鮮食料品や農産物の輸送に対し優先ルートを設け、危険物輸送車両の走行を一括で管理する方策も探るとしています。(Mou、森)